ラジオ番組をインターネットで楽しめる試験配信中のサービス「radiko(ラジコ)」について、文化放送の三木明博社長は19日の会見で、試験配信に参加している京阪のラジオ局など14社で近く株式会社を発足させ、12月にラジコの本格運用を始めることを明らかにした。 三木社長は、会社設立の理由を「試験配信では任意団体で運用したが、本放送では責任ある組織にするのが前提だった」と説明。今後、会社の約款や株主間協定などの細部を詰めるという。新規参入の放送局については「希望が来ているので、取り扱いをどうするかも合わせて話し合う」としている。 ラジコは、3月15日から首都圏や関西の一部地域を対象に始まったインターネット上のラジオ放送サービス。ニッポン放送や文化放送など在京ラジオ7局、ラジオ大阪やFM802など在阪ラジオ6局が、CMも含めて地上波と同じラジオ放送を配信し、人気を集めている。試験配信は当初は8月末