クフ王ピラミッドの労働者の墓=「奴隷ではない証拠」−エジプト発掘隊 クフ王ピラミッドの労働者の墓=「奴隷ではない証拠」−エジプト発掘隊 【カイロ時事】エジプトのホスニ文化相は10日、首都カイロ南西にあるギザ台地の三大ピラミッドのそばで、最大のクフ王の大ピラミッドや南西隣りに立つカフラー王のピラミッドの建設に従事した労働者の墓穴を、考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長率いるエジプトのチームが発掘したと発表した。労働者が奴隷ではなかったことを示す貴重な発見という。 同事務局長は声明で「墓は王のピラミッドに並んで造られており、これら労働者は奴隷ではなかったことを示す。もし奴隷ならピラミッドのそばに(墓は)造られない」と指摘した。 墓穴は、古王国時代の第4王朝(紀元前2614年ごろ〜同2479年ごろ)に属し、泥れんがが石こうで固められている。また、建設現場に毎日、労働者の食料として水牛21頭と