インタビュー:村上春樹、 「1Q84」で描くポスト冷戦の世界2009年11月25日 印刷 ソーシャルブックマーク 11月23日、作家の村上春樹氏がロイターのインタビューで「1Q84」などについて語った。写真は2月、エルサレム賞(訂正)授賞式に出席する村上氏(2009年 ロイター/Baz Ratner) 久保田洋子記者 [東京 23日 ロイター] 7年ぶりの長編小説「1Q84(いちきゅうはちよん)」を執筆した作家の村上春樹氏(60)が、ロイターのインタビューに応じ、この小説が220万部を超える大ベストセラーとなった理由として、「人々がアンリアルなもののリアルさということをだんだん理解し始めて、受け入れ始めているのではないかと思う」と語った。 作家デビューから30年を迎えた村上氏は、これまでにノーベル文学賞候補に何度も名前が挙がっており、小説やエッセーは40カ国語以上に翻訳され出版されている。