起業の成功要因のひとつに、“大義があるかどうか”が挙げられます。 大義とはつまり、「理念」や「ビジョン」と言い換えてもいいでしょう。それらを掲げることが、起業の推進力となるわけです。 しかもその大義は、大きな方向性として、“社会のために”といった要素が含まれているべきとされています。つまり、起業が社会貢献につながっているべき、ということです。 では、なぜ起業の大義には、“社会のために”という要素が含まれているべきなのでしょうか。本書『次世代へ送る〈絵解き〉社会原理序説』より学んでいきましょう。 起業家にとっての壁 環境の変化にともない、私たちは常に、変化していかざるを得ません。ダーウィンの言葉にもあるように、生き残るのは強い者ではなく、“変化に対応できる者”です。 その変化をもたらす者こそ、起業家と言えるでしょう。起業家は、現存する問題に取り組み、課題解決を目指します。そしてその先には、社