いま日本の国の形が大きく変わろうとしている。かつての日本型発展パターンは大きく変更を迫られているのだが、人間は変わらなければならない時になかなか変われないという保守性がある。世界の形も大きく変わるなかで、これからの日本はどうすれば生き残れるのかを真剣に国を挙げて考えるべき時がいまなのである。 少子高齢化、大人口国の先進国化など止まらぬ変化に対し、如何に日本が対応すべきか、また個人はどうすれば豊かな人生を設計出来るのか。課題は山積みしている。にもかかわらず相変わらず「親方日の丸」的思考を続けていれば、その先には地獄しかあるまい。「地獄への道は小さな正義という石で敷きつめられている」という言葉通りの道を歩んでいるかに思える日本の風潮に対し、少しでも新しい日本を作るための提言を敢えて進言したい。