★玉龍とは何者? 三蔵の乗馬の正体は西海龍王の三男・玉龍である。 といっても、知らない人が多いだろう。 一般的に三蔵の一行といえば悟空、八戒、沙悟浄の妖怪三匹が三蔵に連れられているというイメージがあるからだ。 馬も妖怪だったと知っているのは原作を読破した人か、藤村俊二の演じる玉龍(夏目雅子や岸部シローが出演していた名作ドラマ)を見たことがある人くらいであろう。 原作で初登場の時と唯一戦った時(後述)以外は台詞がなく、名前すら呼ばれないため、存在感が薄すぎるのだ。 第15回で登場し、三蔵が元から乗っていた馬を食らった際に悟空に敗れ、自身が馬に化けて三蔵を乗せたのだが、個性がなく、知名度が低いことから「玉龍って誰?状態」に陥っている。 ★天竺行き参加のきっかけ 悟空が三蔵の弟子になってから間もない頃、蛇盤山の鷹愁澗で三蔵に襲いかかった龍がいた。 三蔵はすんでのところで悟空に救われたが、乗馬が食