未購読 ご利用いただくには、購読のお手続きが必要です。 このサイトは朝日新聞デジタルの一部です。朝日新聞デジタルの有料会員(フルプラン)の方は、ログインするだけでお読みいただけます。 大学の存在意義を揺るがしかねない大変革が始まっている。震源地は米国。渦の中心にあるのは、大学講座をネットで無料配信する新たな教育サービスだ。Massive Open Online Coursesの頭文字をとり、MOOC(ムーク)と呼ばれている。 ムークの受講生は世界で1000万人に迫る。人気の理由は、無料なのに①一流講義の動画が見放題②宿題や試験もある③水準に達すれば教授から「修了証」をもらえる④受講生間で質疑や討論もできる、からだ。「修了証」は正規の単位ではないが、就職活動では学習証明の一種として使われるようになっている。 2年前、米国の名門大学が一部の授業で公開を始めた。代表的な配信機関は、ベンチャー企業