時折、友人とカラオケに行き、盛り上がる。同世代の友人だと、10代後半から20代前半のお互いの「選曲」に顔を見合わせて、懐かしさと一時のタイムスリップを味わう。趣味の乏しい私自身、楽しみにしているひとときだ。ところが、意外な話を聞いた。カラオケ店で働く若者から、「最近、ひとりで来店する人が多いんですよ。年代問わずですね。注文を取りに行くとたいがい歌ってるんで、お互い気まずいですね」という話だ。 カラオケを練習している人もいるらしいが、すべての人が練習のために来ているのではない。最初から「ひとりカラオケ」を楽しむために来店している人も相当数いるという。「昼の時間だと結構多くて3分の1いますね」ということだ。私は「ひとりカラオケ」の経験がないので、「カラオケは誰かと一緒にやるもの」という固定観念があるせいなのか、考え込んでしまった。 以前のカラオケはスナックやバー等の飲み屋に入っていた。突然にフ