個人的に販売手法の転換を注目している大塚家具ですが、8月5日に2016年12月期の業績見通しを発表しました。 大塚家具といえば、経営手法の違いから父親である大塚勝久氏(現 匠大塚株式会社会長)と娘である大塚久美子氏(現 株式会社大塚家具社長)の骨肉の争いが注目されましたが、経営権が娘の久美子氏に移って以降、これまで積み重ねてきた富裕層・法人の会員制ビジネスから、誰でも入れるカジュアルな店舗運営へと切り替えるという、相当難易度の高いチャレンジをしています。 イケアやニトリなど強力なコンペティターがいるマーケットへ殴り込みを掛けた形ですが、より低価格路線の第二ブランドを作り、本体のブランド価値を棄損しないようにするのではなく、本体の販売方針自体を変えるという点で、かなり危険性の高い手法といって良いでしょう。 イケアやニトリの二番煎じでは勝ち残ることはできないでしょうし、イケアやニトリと差別化し