古くなったテクノロジと、ウェブをアプリケーション実行基盤として再構築する構想に取り組む各ブラウザメーカーは、クラウドコンピューティングの一見基本的ではあるが非常に重要な要素の下に集まり始めた。 その機能はローカルストレージというもので、その新しいメカニズムは「Indexed DB」と呼ばれる。 Indexed DBはOracleが提唱し、当初は「WebSimpleDB」と呼ばれていた。現段階ではその大部分がプロトタイプでしかなく、まだウェブプログラマーが使用できる状態ではない。しかし、Indexed DBは既にMicrosoft、Mozilla Foundation、Googleからの支持を得ている。そして、「Internet Explorer(IE)」「Firefox」「Google Chrome」のユーザー数を合わせると、今日のネットユーザーの90%以上に相当する。 「Indexed
企業のシステム構築においてクラウドを利用する際の注意点として、ベンダーへのロックインについて考えてみます。 前回は、企業のシステム構築においてクラウドを利用する際の注意点として、企業のオペレーションを劣化させるリスク、ベンダーへのロックインが進むことによる利用者側の交渉力が低下するリスクの2つを指摘しました。加えて、ベンダーにとっての注意点として、クラウドは近い将来「無料化」するため、ユーザーへの課金が困難になることを解説しました。 この中から、今回は2つ目のリスクであるベンダーへのロックインについて考えることにします。 温故知新――フルアウトソーシングの悩み クラウドの導入に当たって必ず出る疑問は、データを外部に置くことのセキュリティ面での安全性です。この点に関しては、信頼できるベンダーを選択さえすれば、自社保有に比してリスクが高まる理由はそれほどないのではないかと思われます。 システム
Google App EngineのWebサイトに「App Engine Product Roadmap」と名付けられた、文字通り今後のApp Engineのロードマップを説明したページがあります。 このページに書かれている説明によると、ロードマップとして挙げられている項目はApp Engineチームによって開発が進められており、多くは6カ月以内に実現することを意図しているとのこと。また、項目はつねに更新されているとのことです。 ただし、このページに書かれているロードマップの項目はすべてが具体的に書かれているわけではないため、実際にどのような実装として登場するのか分からないものもあります。 Javaのプログラミングなどに詳しいスティルハウスの佐藤一憲氏は、このロードマップを独自に解釈したエントリ「 #appengine の未来はこうなる!」を2日前にブログにアップしています。今後Googl
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