MicrosoftのInternet Explorer(IE)は8月24日に「10」になる。これは「10年」だ。バージョン番号ではない。バージョン番号は今、「7」に向かっているところだ。IEはおそらく間違いなく、この10年でユーザーのデスクトップに登場した最も重要なソフトだが、その登場は良くもあり悪くもあった。これを忌むべきものと考えている人もいるかもしれない。 IEはWindowsにある程度影響を与え、さらにはわたしたちがデータファイルに接続する方法を変えた。また、セキュリティ面ではたくさんの問題に道を開いた。 確かに、最初に登場したのはNetscapeとMosaicだった。だが、皆さんはこのコラムをどのブラウザで読んでいるだろうか? たぶんIEだろう。 とは言え、この10年は「ブラウザの10年」と呼ぶべきだ。IEではない。というのも、もしもMosaicが世界を変えることがなかったら、M