子供の頃はアウトドアとか大嫌いだった。でも歳をとってロックフェスとかでイヤイヤながらテントを張ったりするにつれ「意外と面白いじゃん!」というのに気づくようになったのが三十路前。 自分の中でイメージするアウトドアで最大のイベントといえるのが「キャンプファイヤー」。アウトドアならずとも学園祭の終わりに校庭の真ん中で火を焚いたりするところもあるそうだけど、残念ながらこの歳までキャンプファイヤーを体験せぬままに生きてきてしまった。 炎の周りで「若者たち」を歌ったり、ゲーム大会に興じたり、林の奥に好きな子を連れてって告白したり…あぁ甘酸っぱい!キャンプファイヤー、それはセンチの象徴。日常にキャンプファイヤーを取り込むべく、そしてキャンプファイヤーが起こすマジックとは何か?日常の素材でキャンプファイヤーを行ってみました。 (text by 大坪 ケムタ) まずは素材を考える キャンプファイヤーといえば