ある種の男の子にとって、メカニカルな構造は愛玩の対象だ。もちろん私はその「ある種」に属しており(もう男の子、ではないが)、機械の仕組みに多大な興味を抱き続けている。 で、こんなページを見つけた。 ・飛行機の脚 いやあ、これは楽しい。飛行機の脚の引き込み方法は古今東西様々な工夫が凝らされている。それをこうやって動きも込みでまとめて見ることができるとは。インターネット万歳だ。 そこで思い出したサラリーマン時代の先輩が話してくれたエピソード。その先輩はサスペンションのカヤバで働いていたことがあり、ボーイングB-767旅客機の脚開発で、一時期ボーイングに長期出張したことがあった。そのときの話。 完成した767用の脚が、テストでうまく引っ込まなかったのだそうだ。引っ込みかけた脚が、どうしても機体側と干渉してしまう。蒼白になった先輩の肩をボーイングのベテラン技術者が叩いた。なんでもB-29の脚を設計し
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