あなたの心がなごむとき~第40章 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1189688125/l50 80 名前: 和 すし屋の主人は毎晩ゴミを出す。 すし屋の親父がゴミを持って店から出てくると、野良猫が1匹やってくる。 さび色の汚い猫だ。 親父はゴミ袋の口をあけ、10分ほど奥に引っ込む。 野良猫は当然のようにゴミ袋に入り、食事をする。 親父が出てくると、猫は礼を言うかのように親父に声を掛け帰って行く。 その後2時間ほどすると、居酒屋の店主がゴミ袋を持って出てくる。 ゴミ袋の口は閉めたままだ。 しかし、猫が食べられそうな物をそっとゴミ袋の横に置いて店に帰って行く。 ある日、その猫がいなくなった。 居酒屋の店主は残念そうだった。 俺はまた別のある日、すし屋に行った。 おやじが言った。 「猫飼い始めたんですよ。ずっと長い事野良だったんですがね…