大相撲の八百長問題の解明を目指す特別調査委員会が11日、引退した元横綱・朝青龍(30)や野球賭博問題で解雇された元大関・琴光喜(34)らからも事情聴取する可能性があることを明かした。全関取からの聞き取り調査の過程で協会OBの名前が浮上した場合には、面談を申し入れることになりそうだ。また、日本相撲協会が、八百長への関与を認め、または関与が認定された十両・千代白鵬(27=九重部屋)ら4人に対する給与などの支払いを一転、取りやめる可能性が出てきた。 特別調査委員会はこの日、昨年2月に引退した元横綱・朝青龍、昨年7月に野球賭博で解雇された元大関・琴光喜ら、すでに協会員でなくなった元力士らからも事情聴取する可能性に言及した。特別調査委の望月浩一郎委員(弁護士)は「協会員への聴取を優先的に進めているが、将来的に(協会OBから)聴取する可能性はゼロではない」と話した。現在、進めている調査の過程でOBの名