前回(https://www.softech.co.jp/mm_050907_firm.htm)の技術レポートではシリアル通信の基礎を説明しました。 今回はマイコンでシリアル通信を行う場合に注意する点を説明します。 設計時に先輩社員が後輩に教えるような、書籍には記載されていない内容としました。 1.割込み処理 データを受信または送信する場合にCPUの割込み機能を利用します。 割込みとは、実行している処理を中断して、割込み処理として登録されている処理を実行します。 データを受信または送信したタイミングで割込みが入るように設定することで、ソフトを処理するタイミングに依存せずに強制的に受信または送信処理を実行することが出来ます。 通信における割込み処理を作成するときはCPUの負荷を考慮する必要があります。 以下の条件で具体的に検証します。 スタートビット :1ビット データ :8ビット ストップ