阪神淡路大震災の際、発生時刻が明け方だったことは、いま思い返しても不幸中の幸いだった。それは地震の発生後、周囲の状況を確認するのに、明かりを探す必要がなかったからだ。 筆者は、当時震度6の地域で被災したのだが、揺れを感じて屋外に飛び出した時、すでに空は白んでいたことを覚えている。その時点で屋内はもちろん、道路の街灯もすべて停電によって消えていたはずだが、明け方という時間帯のおかげで、室内の様子から周囲の家屋の倒壊状況まで、きちんと確認することができた。もしもあの震災が真夜中に発生していて、周囲の状況が分からないまま朝を待つ羽目になっていたら、感じた恐怖はまったく違うものだっただろうと思う。 やや話が脱線したが、今回紹介するのは、生方製作所が発売している感震ライト付火災報知器「ピオマ」という製品だ。早い話、地震の揺れを感知すると点灯するライトと、火災報知機能が合体した製品である。楽天市場で、