【台湾 12日 AFP】2006年12月26日に台湾南部で発生したマグニチュード7.1の地震により損傷した海底ケーブルの修復作業が進められている。ハイテク技術の発達したアジアだが、この21世紀ならではのトラブルへの対処方法は、実に19世紀的だ。船に乗った作業員が現地に赴き、長いロープの先に引っかけ錨をつけて海底を探り、損傷したケーブルを引き上げるのである。写真は、台湾南部の沖合で修復作業を終えてロープを引き上げる作業員。(c)AFP
台湾の最大手通信会社Chunghwa Telecomが、12月26日の地震からの通信復旧状況を報告している。 報告によると、同社の国際専用線(IPLC)は、1月4日時点で9回線(同社のIPLC全体の1%)を除きほとんどが復旧。音声通信については、既に大部分で利用可能となっており、深刻な打撃を受けたインドネシア、マレーシア、フィリピンでも40%まで復旧作業を完了した。Chunghwa Telecomでは、全ネットワークが通常通りとなるまでの間、ケーブルや衛星を通じて通信を行えるよう、各国でパートナー企業の協力を求めている。 地震で切断された海底ケーブルの修理については、5社の海底ケーブル敷設船が作業に参加。調査および修理には2~3週間かかるだろうと見ている。
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