オーストリアでは、難民・移民の受け入れに否定的な政策を掲げた中道右派と極右の2つの政党が先月、連立政権を発足させましたが、これに対して2万人を超える市民が13日、ウィーンでデモを行い、「ナチスの思想の復活を許すな」などと批判の声を上げました。 これに対しオーストリア各地から集った2万人を超える市民が13日、ウィーンで反政府デモを行い、「ナチスの思想の復活を許すな」などと批判の声を上げながら行進しました。 参加した市民は、連立政権が難民・移民への補助金や失業者に対する手当など社会の弱者の支援を削減する方針を打ち出したことに強い危機感を示していて、40代の女性は「社会を分断させる政治だ」と話したほか、40代の男性は「右傾化を食い止めるには声を上げるしかない」と話していました。 また、極右政党の幹部で、内相を務めるキックル氏が「難民・移民を1か所に集中させて収容するべきだ」などと、ナチス・ドイツ