「クールビズ」vs「ケータイおはし」−。6月の「環境月間」を前に、地球環境問題がテーマのファッションショーが東京で相次ぎ開催された。日本橋のデパートでは甘利明経産相が自らモデルとなって今年のクールビズのトレンドをアピール。若者の街、渋谷では先端のファッションを身にまとったギャルたちが森林保護を訴えながら駅周辺を練り歩いた。 日本橋三越で開かれたファッションショーは、「進化したクールビズ」がテーマ。日本アパレル産業協会が全国230の百貨店で展開している「ドレスアップメン・キャンペーン」(5月9〜29日)の一環で、過去2回のノーネクタイスタイルと異なり、今年はフォーマルをキーワードに夏の快適さを提案した。 通気性や撥水(はっすい)性に優れた生地を使用したスーツや、しわになりにくいジャケットなどが登場。甘利経産相は「アパレル業界の感性と繊維業界の技を合わせ、クールビズの普及に尽力を」