タグ

歌に関するainoutanoehonのブックマーク (1)

  • ヴェルレーヌの歌。フランス詩歌の翻訳(一)

    フランスの好きな詩を感じとりつつ、詩の翻訳についてもう少し考えます。 今回は、上田敏訳『海潮音』で紹介されてからヴェルレーヌの詩歌のうち日で最も親しまれてきた「秋の歌」です。原題に、Chansonとあることからも、作者自身の心からの「歌」だとわかります。 詩の構成をみつめてみると、 ① 3連の各連とも、6行で同じ。 ② 3連の各連とも、同じ規則的な脚韻を踏んでいる。 * 1行目と2行目、3行目と6行目、4行目と5行目、全行末の赤紫色にした言葉が、大文字アルファベットが同じ行の言葉と、美しく響き合っています。(AとA、BとB、CとC、以下同じ)。 もともと言葉数が少ない作品なので、使われた言葉のほぼ半数近くまでが、脚韻で響き合っているような歌です。マラルメも『詩の危機』で、「フランスの詩歌はその魅惑する力をなによりもまず脚韻の効果に負っている」と述べていますが、その典型の詩歌だといえます。

    ヴェルレーヌの歌。フランス詩歌の翻訳(一)
  • 1