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しらべに関するainoutanoehonのブックマーク (2)

  • 詩のしらべ、万葉集

    私は詩歌が好きです。詩歌という豊かなひろがりのある言葉が好きです。日語での詩のしらべを思うとき、美しい響きの源流近くに、万葉集がささめいています。 心が疲れ干し上がって、音をききとる力が弱まり、言葉が歌を見失ってしまったとき、私は二つのことで詩歌を思い起こそうとします。ひとつは、自分自身の作品を読み返すことです。詩作の際には繰り返し読み返すことで作品全体を暗誦できるようになりますが、次第に記憶は弱まり忘れてしまいます。読み返すことで自分のこころのリズム、うたが目覚めてくる気がします。もうひとつは、好きな詩歌を読み返すことです。私にとって詩のしらべを呼び覚ましてくれるいちばんの詩集は、万葉集です。 そのなかでも、長歌の揺り返す海の波のようなリズムと響きに、日の詩歌が生まれてきた羊水のたゆたいのような、やすらぎを感じます。 柿人麻呂の挽歌や別れの歌、山上憶良の貧窮問答歌には読むたびに、詩

    詩のしらべ、万葉集
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩想。古典から現代までの詩歌、文学を詩人の感性で捉えるエッセイ。詩のしらべ、万葉集。
  • 詩のしらべ

    語の抑揚、音の強弱、アクセントは、明確には捉え難い、ゆるやかで、穏やかなものです。そのことを、外国語に比較し劣っていて詩は成り立ち難いと評し嘆く批評は浅薄な考えだと思います。現代詩という言葉を私は好きになれません。先人に批評精神で向きあい乗り越え新しい芸術を創造しようとする姿勢は必要ですが、ともすれば、現代(そして輸入品)が、これまでの時間より(日の詩歌より)優れたもであるかのように誇張する虚勢と傲慢さを感じます。謙虚に先人の優れた詩に学び、その豊かさを感じ取ろうとすることのほうが、よほど実り多く、日語の詩歌を豊かにすると考えています。 詩のしらべについては、萩原朔太郎が、恋愛名歌集という、とても良いを書いていて、学ぶことが多くまた好きなので読み返します。詩歌に直に触れることが、どんなに明晰な長い批評を読むより、詩のしらべを伝えてくれます。これから、詩歌やアイヌのユーカラなどにつ

    詩のしらべ
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩想。古典から現代までの詩歌、文学を詩人の感性で捉えるエッセイ。詩のしらべ。
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