ホームページの「好きな詩・伝えたい花」で、詩人・中村不二夫さんの詩「やさしい手 / K病院救急病棟 / 青春譜」を紹介しました。 中村さんは詩人として著名な方ですが、青年です。詩を愛する者どうし、青年としていつも対話してくださいます。 文学の表現の中心には必ず生命があり人間がいます。そして詩は人間の心にこそ生滅する芸術です。中村さんの詩に響く、何より大切な愛と祈りと鎮魂、やさしい手を知りつつ強く傲慢な物に立ち向かう精神が、私は好きです。人間がいる、人間を思う心がある、生命をみつめる詩を、私は大切に思います。