ホームページの「好きな詩・伝えたい花」で、詩人・紫野京子さんの詩「日溜まり / 笹舟 / 草絮(くさわた)」を紹介しました。 紫野さんは、生と死のあわいで祈り、あわいを行き来され、逝ったひとたちのおもいをすぐそばで感じ、伝えてくださいます、「忘れてはいけないからではなく / 忘れられないから」。阪神淡路大震災で「永遠に喪われた時」。それでも「私たちは 今も / 逝ったひとたちと共にいる」と。 今日1月17日に震災がありました。紫野さんは鎮魂の詩集『火の滴』で逝ったひとたちのおもいはすぐ近くにいることを、教えてくださいました。 あの時私はなにもできませんでした、その日の食べるための仕事に追われて。ボランティアで神戸に駆けつけた大阪の友人もいました。そんな私がした、私にできた、ただひとつのことは、こちら側にいる悲しみを、詩の言葉にして伝えたいと祈ることだけでした。詩「かずよちゃんのはっさく」、