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東歌に関するainoutanoehonのブックマーク (2)

  • 東歌(あづまうた)、万葉集

    万葉集の作者未詳の歌のなかで、私が好きな東歌(あづまうた)について記します。 巻第十四のこれらの歌は、東の国々の地名が多く詠まれていて、当時の方言・訛りも多く、独特のしらべに揺れ動きます。 性愛のストレートな表現も特徴ですが、それは逆にこれらの歌が、民謡に近いもの、歌垣などでの女と男の言葉のかけあいから生まれたもの、あの時代にいた人たちの共有の謡いもの、歌謡曲だったからだと言われていて、私もそのように感じます。 寝た、寝たいなど直接的な表現は、おおっぴらなぶん、明るく肯定的で、祭りのそわそわする気持、集まった男女の間に漂う赤らんだ、ほてった気持ちを、みんなで楽しんでいるような場所で、生まれ、歌われ、伝えられたように感じます。私はそんな東歌が嫌いではありません。人は昔も今も変わらないんだって思います。 それがいちばん東歌の良い面である反面、巻第十一・十二の正述心緒の相聞歌に満ちている個人とし

    東歌(あづまうた)、万葉集
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩想。古典から現代までの詩歌、文学を詩人の感性で捉えるエッセイ。東歌(あづまうた)、万葉集。
  • 愛(かな)しい詩歌 万葉集 東歌・防人歌 

    「万葉集 巻第十四の東歌(あづまうた)」より好きな歌を四首選びました。 *出典『新版 万葉集三 現代語訳付き』』(訳注:伊藤博、角川ソフィア文庫)、 *国歌大観番号を付します。 *出典の原文を記し、続けて( )内にひらがなで記します。 東歌(あづまうた) 三三七二 相模道の余綾の浜の真砂なす子らは愛しく思はるるかも (さがむぢのよろぎのはまのまなごなすこらはかなしくおもはるるかも) 三三七三 多摩川にさらす手作りさらさらになにぞこの子のここだ愛しき (たまがはにさらすてづくりさらさらになにぞこのこのここだかなしき) 三四六五 高麗錦紐解き放けて寝るがへにあどせろとかもあやに愛しき (こまにしきひもときさけてぬるがへにあどせろとかもあやにかなしき) 三五六九 防人に立ちし朝明のかな門出に手離れ惜しみ泣きし子らばも (さきもりにたちしあさけのかなとでにたばなれをしみなきしこらばも)

    愛(かな)しい詩歌 万葉集 東歌・防人歌 
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩のエッセイ。好きな古典の詩歌万葉集 東歌・防人歌。
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