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相聞歌に関するainoutanoehonのブックマーク (2)

  • 相聞歌、ただに思いを述べたる

    万葉集の作者未詳の歌たち、名を残さなかった人たちの、私が好きなもうひとつの詩歌、正述心緒の相聞歌についての思いを記します。 万葉集巻十一・巻十二には、作者未詳の「ただに思いを述べたる(正述心緒)」が編み込まれていて、その多くが相聞歌です。 ただに思いを述べたる、この言葉そのままの、生きている思いの揺れ動きをそのまま言葉に込めたはだかの歌です。感情の体温、なまの暖かさ、熱さ、凍える寒さをもつ、感動そのままの響きです。 女と男、ひとりの人からひとりの人への伝えずにはいられない思い、いとおしさ、せつなさ、哀しみが、恋のうたの波となり、揺らめいている、愛(かな)しみの歌です。 自分のこころをまっすぐにみつめた歌、愛する人に愛する思いをまっすぐに伝えたいと願いふるえる歌です。 私は万葉集のなかで、この正述心緒にもっとも惹かれます。読むたびに歌が自分の思いとなって揺れだし、歌の体温がこころの肌にしみて

    相聞歌、ただに思いを述べたる
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩想。古典から現代までの詩歌、文学を詩人の感性で捉えるエッセイ。相聞歌、ただに思いを述べたる。
  • 愛(かな)しい詩歌 万葉集・正述心緒・相聞歌

    「万葉集 巻十一、巻十二 正述心緒 相聞歌」より 好きな歌を二十首選びました。 *出典『万葉集歌人集成』(著者:中西進、辰巳正明、日吉盛幸、講談社)。 *国歌大観番号を付します。 *出典の原文を記し、続けて( )内にひらがなで記します。 巻十一 二三八一 君が目を見まく欲りしてこの二夜千歳の如く吾は恋ふるかも (きみがめをみまくほりしてこのふたよちとせのごとくわはこふるかも) 二三八二 うち日さす宮路を人は満ち行けどわが思ふ君はただ一人のみ (うちひさすみやぢをひとはみちいけどわがもふきみはただひとりのみ) 二三九二 なかなかに見ざりしよりは相見ては恋しき心まして思ほゆ (なかなかにみざりしよりはあいみてはこほしきこころましておもほゆ) 二四〇二 妹があたり遠く見ゆれば怪しくもわれは恋ふるか逢ふ縁を無み (いもがあたりとほくみゆればあやしくもわれはこふるかあふよしをなみ) 二四一四 恋ふる

    愛(かな)しい詩歌 万葉集・正述心緒・相聞歌
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩のエッセイ。好きな古典の詩歌 万葉集・正述心緒・相聞歌。
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