2004年10月の新潟県中越地震で脱線した上越新幹線。時速200キロ超で走行中、後部車両が脱線して大きく傾いたが、死傷者は出なかった(新潟県長岡市内で)=読売ヘリから 団子鼻で愛された初代0系とそっくりの外観を持つ「200系新幹線」が、3月16日のJR東日本のダイヤ改正を機に姿を消す。 デビューはJR発足前の1982年で、最後まで生き残った昭和生まれの“国鉄新幹線”。当初は15年程度で更新される予定だったが、豪雪を想定した頑丈な設計で改修を重ね、北国の足として、その倍の歳月を駆け抜けた。 ◆北国仕様 白地に緑のラインで「緑の疾風(はやて)」と呼ばれた200系は、82年の東北・上越新幹線開業に合わせて、0系新幹線をベースに開発された。豪雪地帯の走行を想定して、先頭車両の下部には降り積もった雪をはらう装置を備え、雪を巻き込まないよう床下まですっぽりと覆われたスマートな外観が特徴だった。 「それ