シンビアンは7月12日、携帯機器向けOSの最新版となるSymbian OS version9.3を発表した。発表にあわせ、日本における市場の現状と戦略に関する説明会を開催した。 最新版となるversion9.3では、Wi-Fiのネイティブサポート、USB 2.0 On-the-Goをサポートした。version9.3搭載の携帯電話は2007年に発売する見込みだ。 シンビアン調査研究担当 取締役副社長のデビッド・ウッド氏は、version9.3の強化ポイントとして、「従来のバージョン9ファミリーと完全な互換性を保ち、セキュリティも強化されている。今後もセキュリティは重要トピックとして注意深く計画していく」と語った。 日本におけるSymbian OSを搭載した携帯電話の出荷台数は、1200万台近くに上っているという。2006年3月にはSymbian OSを搭載した100機種目となるノキア325