こんにちは。 ナインです。 本日も本の紹介です。 今回紹介する作品は 『二ひきの蛙』 です。 新美南吉シリーズ第2弾です。 最後はほっこりするようなお話です。 新美の作品にはほっこりとするような作品も多数あるので、是非ご一読ください。 二ひきの蛙 緑の蛙と黄色の蛙が、はたけのまんなかでばったりゆきあいました 「やあ、きみは黄色だね。きたない色だ。」 と緑の蛙がいいました。 「きみは緑だね。きみはじぶんを美しいと思っているのかね。」 と黄色の蛙がいいました。 こんなふうに話しあっていると、よいことは起おこりません。二ひきの蛙はとうとうけんかをはじめました。 緑の蛙は黄色の蛙の上にとびかかっていきました。この蛙はとびかかるのが得意でありました。 黄色の蛙はあとあしで砂をけとばしましたので、あいてはたびたび目玉から砂をはらわねばなりませんでした。 するとそのとき、寒い風がふいてきました。 二ひき