一橋ビジネスレビューという主にMBA向けのビジネスケーススタディ論文を収録した季刊誌がありますが、最新号2006夏号は「営業を科学する」という興味深いタイトルだったので、手にとってみました。 その中に西川英彦立命館大学助教授が書かれた「無印良品」を展開する良品計画の「オブザベーション」という消費者行動観察に基づく商品開発に関する論文があります。同氏は、この「オブザベーション」が2001年以降、無印良品のV字回復を支えた開発手法のひとつとして紹介しています。 「オブザベーション」とは、実際に生活者の自宅を訪問し、日常の生活を観察させてもらい、リアルな消費の現場から消費者のインサイト(潜在意識)を見つけ出そうという手法です。具体的にいうと、家族構成の違う200世帯の家庭の浴室、洗面所、押入れ・・・普段のありのままの状態を記録・撮影させてもらい、6万点のデータを取得。写真に写っている状況を推測を
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