人間脳並みのコンピュータ処理にかかる電力は?2009.11.13 13:006,145 satomi 「スーパーコンピュータは人間脳の1000万倍の電力を消費する」 と1990年にどんぴしゃ予言したのは、カリフォルニア工科大学のカーバー・ミード名誉教授でした。この差を縮めるため氏が開発したのが、脳ベースの超小型電子回路。氏は80年代後半に初のシリコン網膜を開発し、神経形態学的チップの分野を開拓した人物でもあります。そんな大きなもん、体に埋め込めませんからね。 さて、このミード教授の博士課程に1990年に弟子入りしたのが、ガーナ出身のKwabena Boahen現スタンフォード大学バイオエンジニアリング助教授です。 表題の命題に戻ると、同助教授の試算では人間脳なら20ワットもあればこなせる計算が、人間脳並みに賢いプロセッサだと、なんと10メガワットも電力がかかるんだそうですよ? 20ワットは