「黒の舟唄」に「接吻」と、カバーのチョイスに自分に近い感性を勝手に感じています。そしてアルバムを通してすごい歌力に圧倒されてしまう。あとこれはぜひ言っておきたいんだけど「中川敬こわいんじゃないか!?」と思ってまだ聴いていない方々に、何度か共演しましたが、彼はとても冗談好きの楽しいミャージシャンなんです。 大槻ケンヂ 地の底から歌いあげる声のなかに、浪曲に親しい成分を探します。 濁り成分、倍音成分、トロッとした甘さ。 でも背筋をそっとなでる刃物。 中川さんの歌は、地ベタから生まれた芸・浪曲と、とても親しいけれど、確実に今の人のリアルに寄り添う。優しいなあ。 玉川奈々福(浪曲師) 中川さんが2011年のファーストソロアルバムから6年間で早くも4枚目のアルバムを出してしまいました。 先輩がそんなペースで新作を世に送り出し続けている現実に直面すると自分がサボっているのではないかと、とても焦ります。