人生に関するaketiaketiのブックマーク (1)

  • 3ToheiLog: 裸でなかった王様

    裸でなかった王様 「王様、次の演説会はこの衣服を着て出るべきでございます」 大臣が布を振るように手を動かしながら言った。だがその手には何も持っていない。 王様は眉をひそめた。何を言ってるのだ、この男は? 「これは、愚か者には見えない服でございます」 大臣はつつましやかに述べた。 誰よりも賢明な王様は答えた。 「だとしたら、私が愚かなのだな。私には何も見えない。」 大臣は笑った。 「私にも見えません」 「ふざけているのか、お前は。 この不景気で倒産が相次ぎ、ほとんどの国民が明日に不安を持って悩んでいる今の時期に、くだらない冗談を言っている暇はないのだ」 「あるいはふざけているのかもしれません。だが、あなたに仕えてこのかた、これほど真面目になったこともありません。私の提案は政治家生命をかけてのことです」 大臣の目は揺るがなかった。 「王様、あなたはこの服を着るべきなのです」

  • 1