28日午後9時ごろ、滋賀県守山市のJR守山駅近くで、「カンガルーが走っている」と通行人から県警守山署に通報があった。 同署が調べたところ、駅の東約1キロにある移動動物園「堀井動物園」から逃げ出したことが分かった。約3時間後、駅近くの田んぼ付近にいるのを住民が発見。さらに1時間後、署員らが捕獲した。 同署によると、逃げたのは1歳のオオカンガルーの雄で、体長約1メートル、体重約40キロ。カンガルーは栃木県から譲り受けたもので、この日、同動物園に到着し、職員が移動車のおりから移す際に逃げたという。カンガルーは時速約30キロで走ることが可能といい、同署は「歩行者や車などにぶつかってけがをする恐れがある」として住民らに注意を呼びかけていた。【前本麻有】