美大校舎裏の空き地 武蔵野美術大学の校舎裏に、人があまり立ち入らない空き地がある。 上の写真は、校舎階段(2号館)の踊り場から撮影したものだ。 学生時代、私は気が向いた時にここを訪れ、そのガランとした雰囲気を楽しんでいた。 近年、ここに工事関係事務所と思われるプレハブ小屋が建ってしまったが、基本的に学生や職員が往き来する場所ではなく、人気はほとんどない。 そして、下の写真は、校舎内からこの空き地へ向かう所の風景である。 こういう、暗がりから明るい所へ抜ける空間には、なぜか魅力を感じる。 空き地は広すぎず狭すぎず、適度な広さで居心地が良い。 敷地内は雑草が伸びてきていた。そして、端の方には三角コーンなどの工事道具やガラクタのようなものまで、色んなものが雑然と置かれていた。あたりは静かで、まさに「無用の空間」といった佇まいである。 冒頭の写真を撮った階段。 こことは別に、メインの広い階段とエレ