中村彰憲:『Killer7』でその名を轟かせた、須田剛一氏の最新作「No More Heroes」を徹底解剖! 〜海外プレイヤーをもうならせる個人的カリスマ性と作家性に迫る〜 これまで、欧米開発者のインタビューを中心に掲載してきた本コラムだが、今回は敢えて日本のゲーム開発者に焦点をあててみた。そのクリエイターの名は須田剛一氏。 株式会社グラスホッパー・マニファクチュアの代表取締役にしてゲームデザイナー、ディレクターそしてシナリオライターも務める。『スーパーファイアープロレスリング』シリーズや、『トワイライトシンドローム』シリーズといった作品を手がけた後、独立。オリジナル作品としては、『シルバー事件』や『花と太陽と雨と』など、どれも一筋縄ではいかない斬新な作品を開発してきたことで知られるが、海外でもっとも強烈に須田ディレクターの存在感をアピールしたのが、『Killer7』である。その独特な雰