出版社には珍しい販売志望で入社し、長く販売部にいた経験のある飯田さんの言葉は、本を売る現場を知っている人ならではの説得力がある。編集職に移っても安易に人と同じ道は歩かない。新しい作家、新しい仕事を常に開拓してゆく貪欲なバイタリティは、自他ともに認める「マンガ好き」故か。最近はコミティアにも必ず参加し、注目作家を探す。本を作り、本を売るプロの言葉を訊け。 (聞き手・中村公彦/構成・会田洋) 販売志望で白泉社に入社 ——飯田さんは販売を志望して入社されたそうですが、その志望動機と入ってみて仕事内容はどのようなものでしたか? 一般的には出版社に入る人間は編集志望が多いけど、自分の場合は要するに新人のマンガを読むのが好きで、その時の大学生の素人考えですが、一冊でも本が多く売れてお金が出版社に入ればその分一人でも多く新人を抱えられると思ったんです。相撲部屋のように横綱を輩出すれば新弟子が集まってくる
<ゲーム開発者インタビューシリーズ7> あるローカライズ・スペシャリストの「卒業」 六百デザイン/鶴見六百(つるみ・ろっぴゃく)氏 ゲームタイトルの大作化に伴い、全世界同時発売をはじめとして、ローカライズの重要性が増している。こうした中で「クラッシュ・バンディクー」「ラチェット&クランク」などの日本側プロデューサーとして、長年ローカライズを担当してきた鶴見六百氏は、業界でも数少ないローカライズ&ブリッジスペシャリストの一人だ。そんな鶴見氏が、2009年3月末で業界を「卒業」するという。その真意はどこにあるのか? 鶴見氏の経歴や、日本と海外の文化の違いなども含めて、話を伺った。 プロフィール/長野県出身。早稲田大学理工学部在学中より、ゲーム専門誌「Beep」において氷水芋吉名義でライター活動を始める。1989年、セガ・エンタープライゼス(当時)に入社。企画職として「マイケル・ジャクソンズ ム
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く