第34回「なんでそうなるの? アクセス解析によるユーザー理解の基本は“童心に戻る”」から3回にわたって、 ユーザー理解について平日休日の利用パターンの違い時間帯別の利用行動利用デバイス(モバイル利用)の変化などを見てきた。これに続いて今回は、サイト訪問者のデバイス環境や利用場所について、もう少し細かく見ていこう。 モバイル対応の必要性を判断するためのデータとは?現在のWebサイトユーザーは、どのようなブラウザやOSの環境で利用しているのだろうか? 10年ほど前にADSLなどが普及し始めたころは、ユーザーのブロードバンド環境の進展度合いなどを測るために、アクセス解析ではブロードバンド環境の有無などのデータが重宝したものだ。光回線が普及した今となっては、その当時、「動画コンテンツはいかがなものか」とか、「Flashは許容できそうか?」といった議論にアクセス解析のデータが使われていたのが懐かしい