ヤマハ発動機はサイボウズの業務アプリケーション構築クラウドサービスである「kintone」などを使い、販売店向けコールセンターシステムをパブリッククラウド上に移行した(図)。開発を手掛けたアールスリーインスティテュートとサイボウズが2016年8月30日に発表。同6月より運用を開始している。 ヤマハ発動機がコールセンターシステムをクラウド上に移行したのは、BCP(事業継続計画)が目的だ。オンプレミス(自社所有)環境で稼働していた同システムは老朽化が進んでおり、2014年9月に見直しの検討を始めた。同システムを稼働させている静岡県袋井市は、「南海トラフ地震防災対策推進地域指定市町村」に指定されており、万が一の災害時の対応が課題となっていた。 南海トラフ地震に備えるため、同社はコールセンターシステムをパブリッククラウド上に移行することにした。クラウド化によりデータ消失のリスクを減らし、被災後も迅
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