2017/8/2 7:00 大島和人 残念なことに、高校球児が絡む不祥事がたびたび報じられます。しかし、そこで日本高等学校野球連盟(以下、高野連)が「処分」を下すことに、どれほどの正当性があるでしょうか。本来、子どもの教育は親と学校、部活の指導者が責任を負うべきことでは?(文=大島和人) 文=大島和人 教育に口を出す高野連という“部外者”「高校野球は不祥事が多い」。おそらく、そう思っているスポーツファンは多い。野球は競技人口が多いスポーツで、一定割合で異常な行動をする選手もいるだろう。逞しい体格と丸刈りという風貌には、ある種の威圧感もある。また日本学生野球憲章は様々な規制があり、悪意はなくとも「うっかり」そこに抵触してしまう関係者は多い。 ただし、高校野球の選手や監督と取材などで接して、異常な印象を受けたことはない。 話はシンプルだ。日本高等学校野球連盟(高野連)がメディアを通じて丁寧に