むしゃくしゃすることは悪いことではなくむしろ良いことである、と最近思い始めた。そういう私は今、とある仕事のことでかなりむしゃくしゃしている。 すべてが思い通りに行くということはつまり今の自分ができる範囲内のことをしているからであり、自分が今できることを越えたところに身を置けば、息を吸って息を吐くように自然にしているだけでは、物事がうまく進まなくなってくる。 ここが一つの分岐点なのだと思う。 「文化は抵抗体があって生まれる」 とかつて私に教えてくれた人がいて、四大文明がどこで生まれたのかを考えろと彼はいう。氾濫する黄河、そのままでは住むことのできない砂漠。それらは手を伸ばせば果物に当たるような食に恵まれた豊かな大地ではないところから生まれてきた。 現時点で自分が苦もなく対処できる場所にいる安楽もある。 しかし、こうも考える。 楽をしてすべてがうまくいくような場所に身を置いてニヤニヤしながらふ
Tuesday, March 21, 2006 信じてもいい理由と信じてはいけない理由 リチャード・ドーキンス (原題: Good and Bad Reasons for Believing) * * * ジュリエットへ 10 才になったお前に、私にとって大切なことについて書きたいと思う。お前は、自分達が知っていることをどうやって知るのかを不思議に思ったことがあるかな? 例えば、小さなピン針のように見える星が、本当は大きな太陽のような火の巨大な球で、とっても遠くにあることを、どうやって知るのだろう? 地球がたくさんの星のなかの一つである太陽のまわりを回る小さな球だというのを、どうやって知るのだろう? それらの質問に対する答えは「証拠」だ。時には証拠というのは実際に何かが正しいということを見ること(聞くこと、感じること、匂いを嗅ぐこと...)だ。宇宙飛行士たちは、地球から遠くはなれて、自分達
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