愛煙者が多く訪れる居酒屋も全席禁煙化に動き出した。串カツ田中は12日、全国の店舗の約9割にあたる160店を6月から全席禁煙にすると発表した。政府は受動喫煙対策を義務付けた法案を閣議決定しており、今国会中に提出する予定。外食各社は禁煙席から隔離した喫煙スペースの設置や、完全分煙型に店を改装するなど対応を急ぐ。串カツ田中は住宅地近辺にも出店しており土曜日、日曜日には子ども連れの家族客も多い。禁煙で
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串カツ田中は4月12日、立ち飲み形式の3店舗を除く全国の181店舗を6月1日から原則として全面禁煙化すると発表した。ターゲットとする家族連れの満足度向上、従業員の受動喫煙防止、新規顧客の獲得などが主な狙い。 同社の店舗面積は平均約66平方メートルと狭いため、喫煙室の導入による分煙化は現時点では検討していない。ただ、店内が複数階に分かれている一部店舗では、階に応じて「喫煙フロア」と「非喫煙フロア」を設定する「フロア分煙」を導入するとしている。 禁煙化の理由は? 禁煙化に踏み切ったきっかけは、同社が約半数(92店舗)を出店している東京都で、4月1日から「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」が施行されたことだという。同条例は「いかなる場所においても、子どもの受動喫煙防止に努めなければならない」などと定めている。
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