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本に関するakurohのブックマーク (1)

  • 書評 第29回太宰治賞 「さようなら、オレンジ」: 新人賞をとって作家になる!

    異国の地で母語ではない言葉を獲得する難しさと逞しさを アフリカ移民のサリマを通して描きます。 ともに新しい土地へ移り住んだ夫は出ていき サリマは子ども二人を抱え、英語もわからないまま べるために仕事につきます。 彼女の居場所はもう一つ、英語学校。 そこにはアジア系のハリネズミ、 イタリアン・マンマのオリーブ、 厳しい語学教師などがおり、 サリマはおずおずと新しい言葉を覚え始めます。 言葉は、その表現の背後に文化や土壌があるのだから 母語を通じてしか、第二の言語を獲得するすべがない。 サリマの物語に日人女性の手紙が挿入されます。 彼女は小説指南の教師ジョーンズへ宛てて手紙を書き そのなかで夫の仕事の都合で、言葉のわからない国に引越し とても日語で小説を書くどころではなく また育児にも忙しい。 ネタバレながら、サリマの物語に登場する アジア人ハリネズミがこの手紙の書き手。 異国に住む日

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