使いにくいシステムをわざわざ作ろうとする開発者はいないはずだが、世の中には使いにくいシステムが散見される。システムの使いやすさの本質は、ユーザーがやろうとすることを適切に行えることにあるので、まず、ユーザーが業務上やるべきことを正しく見極めることが重要だ。 使いやすいシステムとはどんなシステムだろうか。すぐに思い浮かぶのは、ユーザー・フレンドリーで分かりやすい画面があって、誰でも簡単に操作できることだ。 だが、一見使いやすそうな画面があっても、業務に必要な機能が不足していては役に立たない。また、逆に極めて多機能で業務の必要以上の機能を備えているが、使いたい機能にすぐにたどり着けないといったことでも困るだろう。真の使いやすいシステムとは次のことを満たすシステムといえる。 業務で必要な機能が過不足なく実現されている 想定される利用者に対して、適切なユーザー・インターフェイスが用意されている 上
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