長野・軽井沢町の碓氷バイパスで、スキー客を乗せたバスが崖下に転落し、運転手2人を含む14人が死亡、26人が重軽傷を負った事故。長野県警は15日から、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で捜査を開始。バスを運行した「イーエスピー」(東京・羽村市)と旅行会社「キースツアー」(東京・渋谷区)を家宅捜索した。事故原因の本格究明はこれからだが、今回の事故で、“最大のナゾ”は意味不明な「ルート変更」だろう。 行程表では、上信越道の松井田妙義ICから高速に乗り、佐久ICで降りて目的地まで行く予定だった。ところが、バスは高速を使わず、松井田妙義ICから約20キロ離れた一般道の碓氷バイパスで事故に遭った。バイパスはカーブが50カ所近くあり、片勾配の多い道路だ。スピードが出やすく、ほぼ直線で運転しやすい高速道と比べて危険度が高いのは言うまでもない。「安全で早く到着」するには高速道を使うべきなのに、一般
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