9月18日、世界の自動車業界を揺るがす空前絶後の大事件が起きた。VWがディーゼルの排ガス規制を不正に逃れる違法ソフト、ディフィート・デバイス(無効化機能)を搭載していたことが発覚したのだ。 米国での対象車種は48万2000台と発表されたがその後、欧州市場でも行っていたことがわかり、VWグループ全体で約1100万台。VWは、いったいなぜこんなことをしたのか? 自動車評論家の清水和夫が斬る! VW事件のはじまり フランクフルトショーのプレスディが終わり、ほっとしている時にアメリカからメガトン級のバッドニュースが舞い込んだ。なんと世界でもっとも信頼できるVWがディーゼル車の排ガス試験で不正行為があったというのだ。 VWは'02年頃からアメリカでディーゼル車を販売してきたので、それなりにディーゼルの実績はあったはずだ。実際に環境保護局(EPA)発表の燃費ランキングでもハイブリッドのプリウスやインサ
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