ステーキレストランチェーン「ペッパーランチ」を経営するペッパーフードサービス(本社・東京)は5日、山口と東京、大阪、京都、埼玉、奈良、愛媛の計7都府県の計7店舗で飲食した客計11人が、腸管出血性大腸菌(O(オー)157)による食中毒を発症した疑いがあることを明らかにした。各地の保健所が食中毒かどうか調べている。 同社によると、発症した疑いがあるのは、いずれも8月22日ごろに各地の店舗で「角切りステーキ」を食べた客ら。提供した肉はオーストラリア産で、岐阜県大垣市の協同組合が同月3日に加工した。同社は神奈川県厚木市と神戸市の物流センターを経由して全国の店舗に配送したという。岐阜県は加工元の協同組合に立ち入り検査をし、原因などを調べている。 今月2日に奈良県内と都内の保健所などから相次いで同社に連絡があり、その後の調査で各地の発症者が角切りステーキを食べていたことが判明。同社は、4日に全国の