「人体の不思議展」は、模型ではない実物の人体標本を一般公開している展覧会。 「解剖された本物の遺体(死体)」が展示されている、という、ある意味刺激的な内容です。 数年前から何度か日本各地を巡回していて、そのたびに話題になっている異色の展覧会でもあります。 =プラストミック(プラスティネーション)とは... 今回展示されているのは、プラストミック(プラスティネーション)と呼ばれる技術で防腐処置を施した中国人の人体十数体分。それが全身の皮を剥がれた状態で立っていたり、各臓器毎にバラバラにされて展示されていたり。 ふつう生物の体というのは、死後に放っておくと腐敗していきます。 それを防止するのに手っ取り早い方法は、ホルマリンにつけてしまうこと。小学校の理科室にあったフナとかカエルの標本はまさにこれですね。 大学医学部にあるような人体標本も、ふつうは同じようにホルマリン漬けになっています。