パキスタン・ペシャワル(Peshawar)で、ヘロインを腕に注射してもらう薬物中毒者(2007年6月25日撮影)。(c)AFP/Tariq MAHMOOD 【6月28日 AFP】薬物使用を犯罪とみなす政策がエイズ(HIV/AIDS)のまん延を拡大させていると、専門家らが28日警告した。 国際エイズ学会(International AIDS Society、IAS)のジュリオ・モンタナー(Julio Montaner)会長は、「間違った薬物対策が、エイズの感染拡大と暴力の増加、犯罪率の上昇、国家の不安定化を助長している」とした上で、「そうした対策が、薬物使用率や薬物供給量が減っている証拠はない」と指摘。より柔軟かつ効果的な薬物使用防止策を取るべきだと訴えた。 モンタナー会長や、エイズウイルスの共同発見者でもあるフランソワーズ・バレシヌシ(Francoise Barre-Sinoussi)氏ら
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