国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは2日までに、中央アジアのトルクメニスタン政府が外国の私立大学に留学しようとする国民の渡航を禁じていると非難、国際社会が圧力をかけるよう呼び掛ける声明を発表した。 独裁体制を敷くベルドイムハメドフ大統領が、欧米型の民主主義運動に染まるのを嫌ったとの推測も出ている。 声明によると、トルクメニスタン当局は7月以降、新たな渡航規則が導入されたとして米国、トルコなどの大学に入学しようとした学生数百人の出国を認めなかった。 その後、旧ソ連圏の国立大に留学する学生の出国を容認。だが、私立大希望の学生は、隠れて入学すれば両親が投獄されると脅されたという。 大統領は12月に日本を訪問する予定。(共同)